非言語

割合の問題は、「もとにする量」を先に決めます

割合の問題でつまずく人の多くは、計算が苦手なのではありません。何を基準にしているかを見失っているだけです。

まず、この一文を書いてください

問題を読んだら、計算の前に必ずこう書きます。

もとにする量 = ○○

これだけで、正答率が変わります。

例で確かめます

定価1,200円の品物を、2割引で買いました。いくらですか。

もとにする量は定価です。1,200円を1とします。

  • 2割引 = 1 − 0.2 = 0.8
  • 1,200 × 0.8 = 960円

ここで「2割を引く」と考えて 1,200 − 2 = 1,198 としてしまう人はいませんが、次のような場面では実際に間違いが起きます。

基準が途中で変わる問題

1,200円の品物を2割引にしたあと、さらに1割引にしました。いくらですか。

2回目の「1割引」のもとにする量は、1,200円ではありません。1回目の割引後の960円です。

  • 960 × 0.9 = 864円

2回目の割引は、1回目の結果が基準になる

合わせて3割引(1,200 × 0.7 = 840円)ではない、というのがこの問題の狙いです。

増減が混ざる問題

ある品物を2割値上げしたあと、2割値下げしました。元の値段と比べてどうなりましたか。

直感では「元どおり」と答えたくなります。計算してみます。

  • 1 × 1.2 = 1.2
  • 1.2 × 0.8 = 0.96

元より4%安くなっています。値上げの基準は元の値段、値下げの基準は値上げ後の値段だからです。

まとめ

  • 計算の前に「もとにする量」を書く
  • 2回目の割合は、1回目の結果が基準になることが多い
  • 同じ割合で上げ下げしても、元には戻らない